BEER CM GALLERY



Stone Brewing

YouTubeにアップされた世界中のビールCMの中から、笑いのエスプリが効いたモノをピックアップしてみました。比べてみるとそれぞれの国の国民性というか、感覚の違いが感じられます。


HEINEKEN

さすが大手ビールメーカーだけに、様々なバージョンが制作されています。それぞれに予算をかけたクオリティの高い仕上がりとなっていますが、お気に入りはJennifer Aniston(ブラッド・ピットの元奥さん)が出演した2006年のCM。Jenniferの魅力もそうですが、見終わったあとの脱力感が心地いいです。ハイネケンの好感度が一気にあがります。

 



STELLA ARTOIS

ベルギーのステラ・アルトワは、日本ではあまり馴染みがありませんが、ヨーロッパではそれなりに評価が高いブランドのようです。CMのクオリティもそれほど期待はしてなかったのですが、それを裏切る出来上がりには、改めてこの会社のポテンシャルが大きいことを実感しました。ベルギーはフランスとドイツ・オランダの影響を多く受けているようですが、CMに関してはフランスの影響が大きいようですね。



GROLSCH

オランダという国のイメージは、運河、背が高い、格闘技が盛ん、ダッチ・アカウント(割り勘)といった言葉が思い浮かぶくらいで、ハッキリとしたモノはありません。同じようにグロールシュのCMも、これと行った特徴はないようです。敢えていうならスイングトップをモチーフにしたのが多いといったところ。でも完成度は高いかな。

 


DUVEL

ベルジャン・ゴールデン・エールビールの代表的なブランド"Duvel”、一番好きなビールです。

YouTubeにアップされているCMの本数自体が少なく、バリエーションも多くありません。全体的にクラシカルな雰囲気で、映像の美しさを重視したつくりになっています。WEBサイトのトーン&マナーとは対称的。

 



ANCHOR

バドワイザー、ミラーといったアメリカン・ラガーとは一線を画すブルワリー「アンカー」。CMのトーン&マナーもバーボンやタバコ(もちろん昔の)に近く、かつ共通のフォーマットで作られています(予算も潤沢ではないようですね)。CMから伝わってくるメッセージは、まじめなビール造りの姿勢。個人的には好きな部類に入ります。(CMというよりはPVですが)

 


GUINNESS

ギネスはどちらかというとブランド広告が多く、ストレートな商品広告はあまり多くありません。そのブランド広告のなかでもお気に入りは、96年にOgilvy & Mather’sが仕掛けた、"Not everything in Black and White makes sense Campaign"。モノトーンの映像の中に登場するのは、少し社会とはズレた感覚の持ち主。見ていて違和感を感じながらも、なぜか納得してしまう映像構成には、作り手の優れたセンスが見て取れます。



FOSTERS

オーストラリアの代表的なビール“Fosters”、アメリカンラガータイプの苦みがきいた喉越しすっきりビールをメインに製造しています。CMもバドワイザーやミラーといったアメリカンラガーと同じテイストといっていいでしょう。ちょっとくどいですが、"How to Speak Australian"シリーズをアップしてみましたので、お楽しみください。

 


BUDWEISER

世界最大のビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ・インベブが誇るブランド、"Budweiser"。リーディングカンパニーに相応しい様々な広告を展開していますが、CMについては概ねユーモアをベースに制作されたものが多いですね。ただしそのユーモアセンスには賛否両論も多く、穿った見方をすれば、話題性優先の制作ポリシーとも受けとれますが、いかがでしょうか?



CORONA

コロナのイメージは南国の青い空、白い雲、そして透き通った海といったものが挙げられますが、それだけでは無いようです。ここで紹介するのは世界各国の都市や場所に合わせた表現としながら、コロナが登場すると急にラテンのノリに変わるという、対比させることでブランドイメージを訴求していくCMです。それと今の中国をテーマとした3分のPVも面白かったのでアップしてみました。ご覧ください。


ORION BEER

関東ではなかなか見る機会がない、オリオンビールのコマーシャル。具志堅さんが出演するのはある意味お約束かも?大手ビールではまず創らないミュージックビデオ的な安良城 紅(あらしろ べに)バージョンは、一度見たらクセになります。