#34 ビールとチーズ①

ワインとチーズの組み合わせについては、いろいろなメディアに登場しますが、ビールのおつまみとしてのチーズはあまり馴染みがありません。個人的にはラオホとスモークチーズの組み合わせがとても好きで、ワイン同様、チーズとビールの組み合わせは、いろんな楽しみをもたらしてくれるのではと思っています。特に鎌倉のそば切り佳人のスモークチーズは、ラオホ特有の麦芽の焦げた苦みと、カラメルのような甘みを引き立てるしっとりとしたほろ苦さが何ともいえません。

そこで、他にはどんなチーズがビールに合うかを調べてみましたが、やはり情報は少ないですね。そんな中からチーズの通販サイト「オーダーチーズ・ドットコム」にあった、チーズセレクトのポイントを抜粋いたします。

 

【チーズセレクトのポイント】

 ■その1.ほのかな苦味のあるもの。
 ビールのほろ苦さに合わせて、チーズもほのかな苦味のあるものがよく合います。
 スモークしてあるチーズもいいですね。

 ■その2.ウォッシュ系の匂いのあるもの。
 ウォッシュチーズの産地には、なぜかビールの産地に近いものがいくつもあります。
 なかにはビールでウォッシュするものも。ほどよい塩味と独特の風味がベストマッチです。

 ■その3.後味にクリーミーさが残るもの。
 後味にクリーミーな風味が残ると、ビールがもう一口飲みたくなる。
 すっきりとしたビールにはクリーミーなチーズを合わせてみましょう。

 

具体的には、こんなチーズがおすすめです。

 <スモークチーズ> ─── ベーコンを思わせるような豊かな香りがビールにGood!です!
 <マンゼル・バベット> ─ ハム入りのスモークで更にビールと合いますね
 <ミモレット> ───── コクのある味わいのオレンジ色のチーズ
 <マンステール> ──── アルザス地方のミルキーなウォッシュタイプ
 <グリュイエール> ─── 熟成の旨みいっぱいのオールマイティなチーズ

 

情報量としては少し物足りませんが、この中では<ミモレット>というチーズが気になりました。

Wikipediaによると、

ミモレット(Mimolette)はフランス原産のチーズの一種。

原料は牛乳だが、アナトー色素を使っているので色はオレンジ色。大きさは20cmほどの上下がつぶれたボール状。表面はクレーターのような穴が開いて、粉を吹いている。種別はセミハードチーズ、またはハードチーズに分類される。

チーズダニが住み着いており、ダニの力で熟成するチーズである。外皮の穴はダニが食べることで作られる。若いものは弾力があり、角切りにしてサラダなどに使われたり、薄切りにしてサンドウィッチに挟んだりする。熟成したものはヴィエイユ(Vieille、老成)と呼ばれ、カチカチに硬くなり、切るというよりも割るといった感じになる。通常、外皮の箇所は不味であるため取り除かれ、オレンジ色の箇所だけを食べる。チーズダニの生息する箇所を口にしても人体に害はない。

ん〜「ダニ」ですか。

この情報は知らない方がいいですね。

 

その他、カマンベールチーズも良く食べますが、正真正銘のカマンベールとは、

「フランスのノルマンディー地方で生産されて、AOC認定されている『カマンベール AOC』だけなのです。その気候や風土が作り出す独特の美味しさ、プライドを持って古くからの製法を守り続けている生産者、どちらが欠けても本物のカマンベールとはいえないのです。」

だそうです。いままで食べてたのは、カマンベールもどきだったわけですね。なんか騙された気分ですが、この正真正銘のカマンベールチーズはビールに合うか?一度試してみたいと思います。