#4 富士桜高原麦酒 「ラオホ」

山梨の富士桜高原麦酒は、【ジャパン・アジア・ビアカップ】13年連続入賞という実績からもわかるように、日本屈指のクラフトビール醸造所だといえます。その中でも僕が特に気に入っているのは「ラオホ」。

 

「ラオホ」とはドイツ語で燻煙という意味。モルトを乾燥させるときにスモークすることで、独特の味と香りを造りだす製造法からその名がついたようです。中部ドイツの世界遺産にも指定された美しい街、バンベルグがその発祥の地で、今も昔ながらの伝統的な製造法でラオホビールは造られています。

 

そしてその製造法をそのまま日本で再現し、造られたのがこの富士桜高原の「ラオホ」。本場バンベルグにも勝るとも劣らない出来映えに、多くの人が一度飲むと癖になると答えるほど、その味は個性的だといえます。グラスに注がれた瞬間に香るわずかな燻製香と、ほろ苦さの中にカラメルのような甘さがミックスされた独特の味、そしてそれらが口中に広がりその余韻を楽しむことが、ラオホの最大の魅力だといえます。

 

このビールに合う食べ物はやはり肉料理。またその製造法からも推測されるように、スモークサーモンや、燻製ハムなども相性抜群です。

 

一度飲んだら忘れられない「ラオホ」、一度お試しになってはいかがでしょうか。