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悪魔のビールとして名高いベルギーのデュベル。その魅力は何と言ってもクリーミーな泡立ち。グラスに泡の比率が1:1ぐらいになるように泡を立て、そのフワフワ感を堪能しながらの飲み方は、他のビールでは味わえないデュベルならではのもの。さらに一口飲んだ後の鼻腔を抜けるホップのスパイシーで爽やかな香りと、舌の上で感じられる麦芽のふくよかな甘みが、絶妙といえる味のハーモニーを奏でるといわれています。
残念ながら僕の鈍感な味覚ではそこまでは感じることはできませんが、とても繊細でまろやかなベルジャン・エールで、食前、食中、食後どのタイミングでも楽しむことができます。特に肉料理との相性がよく、「鶏胸肉のロースト」や「豚肉の生姜焼き」などがお薦め。
このデュベルはエールビールの魅力に目覚めるきっかけとなったビールで、数あるベルギービールの中で一番好きなビールです。
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デュベル・モルトガット醸造所
1871年、ヤン・レオナルド・モルトガット夫妻により、ベルギー・アントワープ州に設立。デュベルは当初ヴィクトリーエールの名で売り出されていたが、試飲会で近所の靴屋の主人が「このビールはまさに悪魔だ」と評したことで「悪魔」を意味する方言、“Duvel”がそのままブランド名になったといわれている。