環太平洋地域
日本の伊勢角屋麦酒は、味噌と地元でとれるゆずの絞り汁を使用しています。日本の醸造所には、カベルネ種のブドウを大樽やケトルに加えているところもあります。また博石館ビールでは、天然酵母を使用して日本スタイルの独特のランビックを造っています。
オーストラリア人は淡黄色のラガーが大好きですが個性的で新しいビールを求める人も増えています。この新たな需要には、大手ビールメーカーだけでなく、近年増加する小規模醸造所も応えており、現在では100か所以上の醸造所が様々なスタイルのビールを出荷しています。国内のワインメーカーもうかうかしていられません。
家族経営のクーパーズ・ブルワリーは1862年創業で、濁りのある様々なボトルコンディション・ビールを造り続けています。一方、フリーマントルにある比較的新しい醸造所、リトルクリーチャーズは、アメリカンスタイルのホップが豊富なペールエールを地元向けに出荷しています。