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▼2012 July & August


#78 店内BGM

店内のBGMはUSENを利用しています。自分のなかではUSENというと=「有線」となり、駒沢にあった喫茶店の公衆電話から、聴きたい曲をリクエストしていた日々が思い出されます。10円玉を片手に、REO SpeedwagonSupertramp、そして何故かThe Shocking Blueなんかをリクエストし、一杯のコーヒーで2時間くらい粘って、お気に入りの楽曲を聴いていました。お店にとっては迷惑この上ない客ですが、何度も繰り返すうちにそれも許されるようになったものでした。当時は音楽を聴くには、レコード/カセットを買う・借りるか、ラジオ/テレビで聴くしかなく、そんな中で好きな曲を聴くには、有線はとても便利なツールとして活躍してくれました。

というわけで、店内のBGMにとUSENからアプローチがあったときも、それまでの「有線」のイメージが強かったため最初は利用を躊躇していましたが、名前がアルファベットに変わったように、中身もすっかり変わっていたのにはちょっと驚きました。配信もインターネットとなり、チャンネル数も数えきれないくらいあり、使い勝手も良さそうという印象。さらにUSENを利用するとJASRACへの支払いも免除となるため、店内で音楽CDを流すのも自由なので、利用することにしました。

数あるチャンネルのなかで、今一番かかっているのはやはり80's。有線でもリクエストしていた曲が、時間を超えてスピーカーから流れてくるとそれだけで気分も違うし、何十年かぶりに聴く曲が流れてきたりすると、まだ少しだけ世の中に希望を持っていた時代の熱気というか気持ちが、記憶として甦ります。写真のJohnny Hates Jazzもそんな曲のひとつ。アルバム"Turn Back the Clock"からシングルカットされた曲が2〜3曲ヒットしただけで、表舞台からは消えていきましたが、先日、その中の"Shattered Dreams" を20数年ぶりに聴きました。

And now you've given me, given me 
Nothing but shattered dreams, shattered dreams, 
Feel like I could run away, run away 
(From this empty heart) 

 

サビの部分が今も頭の中で繰り返されていますが、今更ながら80年代は、音楽が生活に欠かせないものだったということを実感しています。冒頭にも書いたように、今と違って好きな音楽を聴くのも、情報を集めるのもそれなりの労力が必要で、それが音楽の価値を高めていたように思います。今みたいに簡単に音も情報も手に入るようになると、相対的に音楽の価値が下がっていくのは仕方の無いことなのかもしれませんね。

 

これからも店内のBGMは、80'sメインというのは変わらないと思いますが、そのうちiTunesにかわって行くかもしれません。それが世の中の流れだとすると、仕方のないことなのでしょう。


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#77 オープンして3週間

Craft Beer House LUSH LIFE が世田谷桜新町にオープンして、はや3週間。徐々に地元の方にも認知されてきました。準備の遅れとビルの設備の関係で、看板と呼べるものは写真にあるウインドウに取り付けているものだけなので、通りを歩く人には目に入りにくいようです。そのためお店の存在が分からず、最初のうちはそのまま素通りして行く人がほとんどでした。そんな中でも存在に気づいた人やネットで検索した人、そして2Fの美容室でオープンを知った人が来てくれて、その方達の中からいわゆるリピーターが徐々に増えていっているといった状況です。

客層としては、地元桜新町の方が約7割、田園都市沿線の方が1割、その他の地域の方が1割、店主の知り合い・親戚関係が1割といった印象。冒頭でも書いたように、まだまだ地元の方の認知度が低いため、7割程度となっていますが、今後はもっと増やしていかなければと思っております。年齢層は20代後半〜60代と幅広く、男女比は6:4、一人で来られる方が約半数と、思ったより単独で来られる方が多いように思います。もともと一人で気楽に来れるようカウンター席を多めにとっていたので、この事自体は狙い通りでありうれしいことでもあります。

あと、ビールはパイントグラス(473ml)とハーフサイズ(250ml)の2種類で提供していますが、ハーフサイズでのオーダーが約7割と、こちらは予想とは逆の結果となっています。やはりいろんな種類を飲むには、グラスサイズがぴったりなんでしょうか。

 

巷ではクラフトビールの美味しさが徐々に知られるようになり、クラフトビールファンも確実に増えていますが、まだまだ全体としてみると絶対数は少ないようです。その意味でも地元密着型で地元のファンを増やしていきたいのですが、ただ自分の力不足もありなかなか思うようにはいきません。一番の原因は、お店そのものの存在が十分に知られていない事にありますが、それとともにイメージとのギャップも大きいようです。特に年配の方はスッキリ喉越しの冷たいビールを飲むつもりが、コクがあって香りも強く、時に酸味が強いビールには違和感を感じたりするようですね。本来はそれも見越してのビールのラインナップとしていくべきなのでしょうが、そうなるにはあと3年はかかりそうです。

 

というわけで、オープン3週間目の感想?をつらつら書きましたが、要はお店を立ち上げるのも大変ですが、オープン後はもっと大変だという事を身をもって感じているということです。その大変さのおかげで、体重も減り、見た目もスッキリとしてきましたが、あとはこれを維持していく事ですね。

 

明日からまたガンバリます。

   

 



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#76 無事オープンできました。

7月に入ってからは開店準備に追われ、ブログの更新もロクにできない状況が続いてましたが、7月12日(木)18:00に無事、オープンすることができました。この場でオープンに際しての告知すら十分にできなかったことからもお分かりでしょうが、ほとんど強行に近いオープンといえるほど、いろんな問題が発生しました。レジにメニューが打ちこまれてなかったり、オーダー処理が間に合わずかなりお待たせしたりと、準備不足を痛感いたしました。それでも大きなトラブルとならなかったのは、来ていただいた方がその辺を十分に承知していたからでしょう(知り合いが大半でしたので)。もちろん、地元の方も来ていただきましたが、満席で入れなくお帰りになるとい状態には、本当に申し訳なく思いました。

そして、来ていただいた皆様、本当にありがとうございました。

今日はオープン2日目、実質的なスタートの日です。昨日露呈した様々な課題についてはすべて解決し、万全の態勢でお客様をお迎えしたいと思います。

 

という訳で、課題満載のオープンでしたが、これからが正念場です。改めてよろしくお願いいたします。

 

<12日樽メニュー>

ブリマーブリューイング/ゴールデンエール(神奈川)

ヤッホーブルーイング/よなよなエール(長野)・・・終了

サンクトガーレン/アンバーエール(神奈川)

サンクトガーレン/湘南ゴールド(神奈川)

North Island/ピルスナー(北海道)

North Island/コリアンダーホワイト(北海道)

箕面ビール/ペールエール(大阪)

宮崎ひでじビール/ミルクスタウト(宮崎)

Stella Artois(ベルギー)

Leffブロンド(ベルギー)

VEDETT(ベルギー)

 

 


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